《耳介形成異常・変形の治療》
※耳介の形態異常症は、健康保険の適応になりますが、外見的な治療は健康保険の適応外となります。
先天的な耳の変形の治療は、形成外科で扱われる病気の一つです。また外傷性の耳の変形として、耳垂裂も日常遭遇する比較的頻度の高い疾患です。耳介の機能として周囲の音を集めやすくする集音機能、眼鏡やマスク、面などを掛けるための支持する機能、さらに筆記作業のおけるペンの置き場所としての機能(Hanging)があります。従って耳機能及び形態再建の治療は、通常の社会的な生活を送るために必要と考えています。
《立ち耳・埋没耳》![]() |
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| 術前 | 術後 |
【治療費】 健康保険診療になります。
検査料(術前検査、必要に応じて病理組織検査など)や、軟骨再建や組織移植など、手術方法によって費用が変わります。さらに入院治療で行う場合もありますので、診察を受けられた後に詳しい治療方法をお知らせすることができます。
* 整容的な場合(たち耳など)の耳介形成術では、自由診療となります。
耳介の整容的な再建では、両側で315,000円(税込み)の費用がかかります。
耳垂裂は、耳垂に亀裂を生じる変形です。先天的に生じるものと、イヤリングや外傷によって生じる後天性のものがあります。
立ち耳は、先天的に耳輪の低形成または、耳甲介腔の過形成を呈する。発生率(5〜6%程度)で、様々な形態が認められます。折れ耳は、耳介上部が折れ曲がったもので、通常小学校にあがる前に手術を行う方が良い結果が得られやすいと言われています。その他の耳周辺
《副耳・先天性耳前廐孔》
副耳(ふくじ)は、耳の変形異常の中で最もよく見られる軟骨形成異常症の一つです。診断は視診ですぐにわかります(耳の前に軟骨による皮膚の隆起がある)。治療の時期は、決まった時期はなく家族や患者さん本人の希望により、外科的に異常な軟骨の切除を行います。
耳前瘐孔は、耳輪脚か耳前部に開口する多くは無症状であるが、感染によって赤くなって腫れたり、孔から膿がでるなどの化膿性炎症が繰り返す場合は、手術の適応となります。
近年、耳垂部にピアシング後に腫瘍性の硬結を『ピアスケロイド』と言います。このケロイドの発生は、ピアスの孔に一致した持続的な炎症の存在があり、そこに慢性的な外的な刺激(圧迫、感染、粗雑なピアスの装着など)が加わることにより様々な形状の腫瘍性病変として認められます。《外傷による瘢痕や耳介変形》
交通事故などで耳介部分に裂溝や瘢痕による変形や、腫瘍を生じて耳介変形を生じた場合です。耳垂(耳たぶ)は髪の毛に隠れにくい部分であるため、可能な限り丸みのある自然な形態が得られるように形成し、さらに術後に再変形をしないように、Z形成術や皮弁作成法などの特別な手技を用いて再建します。成人の場合は、局所麻酔を用いて行います。さらに、術後の後療法が最も重要で、テーピングによる持続圧迫療法や内服、ステロイドの局所療法を積極的に行っています。
【治療費】 健康保険診療になります。
検査料(術前検査、必要に応じて病理組織検査など)や、軟骨再建や組織移植など、手術方法によって費用が変わります。さらに入院治療で行う場合もありますので、診察を受けられた後に詳しい治療方法をお知らせすることができます。